NAKAHARA CHUGEN
profile
ガレージランド?酔狂な遊園地?
頽廃した世界から飛び出してきたような廃工場のアトリエで製作される椅子。 そのどれもが椅子?動物?植物?
どこか違う星の生きものなのか、ひとえに家具という枠では捉えきれない。
ゴミとシャンティー
退廃の美
スクラップビルド
時代への融合と抵抗
萩は辺境の地で自作の小屋で黙々と暮らす
中原忠弦というニンゲンそのものがスクラップビルドなのかもしれない。
略歴
1974
山口県萩市に生まれる
祖父が戦後、蒲鉾板の加工を始め、
父は電気コタツの大量木材加工を担ってきた中原木材を継ぐ3代目
10代20代は映画と音楽にのめり込み、主に影響を受けていたロックやパンクカルチャーに憧れ、レザーブーツを扱うオフィスへ志願するも字を読み間違え「靴」ではなく「鞄屋」へ入社してしまう。(しばらくは鞄屋見習い)
その後台風で家業中原木材の工場が一部大破したことを機に帰郷。
工場の再建に途方に暮れ、飲み歩く日々が続き二日酔いで職業訓練校に通い木工の基礎に触れる。
壊れた椅子を集め解体しながら独学で家具づくりを修得。
その間に受けていた数多のユーモアかつエキサイティングな依頼やその製作を通して現在の枠のない独自の様式に至る。
焼き鳥と天ぷらが好物
酒場、ガレージパンク、音楽、映画、漫画、宇宙、自然などから様々なインスピレーションを受け家具職人をいう枠では捉えきれない縦横無尽な製作活動を行う。
絶えゆく技術の継承、後進への育成にも精力的に取り組む。
2023年より、廃材をはじめとした素材をスクラップビルドした1点ものの什器の作品発表もはじめる。
また敷地内の廃工場を縁あるアーティストのインスタレーションを重ねながら表現と再生を試みるプロジェクト[A-collective]も進行中。
木工と創造の道に入り
30有余年
Exhibition
2023 03
[BEGINS CHUGEN NAKAHARA CHAIR EXHIBITION]
GALLERY roar DAIKANYAMA (東京)
2023 06
[ FUTURE DIARY ] enjoy contemporary (ニュージーランド)