この10年くらい自作の焙煎機で珈琲を焙煎しています。
焙煎はだいたい朝の7時くらいに。珈琲のいい匂いがしてきます。
その匂いで目を覚ますのも好き。
カマドはずっと前ひろったもの。(!)
生豆を入れている丸い網は、昔どこかでいただいたもので実験用のラットを入れるものだったんじゃないかと。(デッドストックというか使用されたものではなかったみたい)
電動ドリルをくっつけて、カマドの火加減を変圧器的なもので回転速度を調整しています。
ちなみにカマドで燃やす木はブナの木で、過去に中原木材が電気炬燵の生産をしていた頃の余った材を使用しています。
ブナを燃やすのはもったいないけど、燃料として一役かってくれてます。
味に関しては自分達の好みを目指して焙煎していて、深煎り。
いつもいつも味わいが異なるのでそれが飲む楽しみでもある。
失敗して焦げたりもするけど寝かせると妙に美味しくなったり、とか。
笑えるくらい不味い時もある。笑
でもそれがニンゲンみたいかつ生き物みたいで味わい深い。
揺らぎのある味は、スクラップだらけツギハギで成り立っている
中原木材にあっている味だなと思う。
以前小さく喫茶営業もやってた時などには出していた珈琲ですが、
キチンと提供するには良くも悪くも不安定なので淹れる方は至難の技。
だけど、ずっといつも変わらずに側にいる味なのでした。
おしまい。
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